エリザベス女王の子どもたち粛々と哀悼行事 メーガン妃もトークショー出演取りやめ

 エリザベス女王の4人の子どもたちが、エディンバラのセント・ジャイルズ大聖堂で女王の棺を前に礼拝を行った。女王のための10日間のロンドン橋計画の3日目(D+3として知られる)となる12日、エディンバラの街を通る行列でチャールズ3世、アン王女、アンドリュー王子、エドワード王子は母親の棺の後ろを歩いた。その夕方、4人はそれぞれイングリッシュオーク材の鉛ライニングの棺の四隅に立ち亡き女王を見守る儀式で頭を垂れた。8日に女王が96歳で逝去したバルモラル城からホリールード宮殿に到着する11日に母の棺にお辞儀をしたアン王女は、この儀式に参加した最初の女性となった。子どもたちは皆、剣で武装しないことを選び、哀悼者たちは大聖堂を発つ4人に拍手を送った。

 この儀式の伝統は1936年に当時の国王エドワード8世とその3人の兄弟、アルバート王子、ヘンリー王子、ジョージ王子が軍服を着て、ウェストミンスターで亡くなった父ジョージ5世の棺を守るために軍服を着たことから始まりで、その後、一行はエディンバラを練り歩き、国王への哀悼に来た何万人もの人々の前で棺を先導した。

 また現在カリフォルニアに居を構える孫のヘンリー王子とメーガン妃とだが、女王の崩御により現在はイギリスに滞在。メーガン妃は19日の女王の葬儀を理由に、夫ヘンリー王子とのマンハッタンの国連総会への訪問、そして葬儀の翌日に予定していたトークショーの出演を取り止めている。

 女王の棺は、14日にウェストミンスター・ホールまで行列で運べるように、霊柩車でバッキンガム宮殿まで移送され、葬儀当日の19日午前6時半に安置される予定。葬儀の日は国民の休日となる。関係者の予想では、棺を見るために各弔問者は12時間待たなければならないだろうという。ウェストミンスター・ホールを24時間開けて5日間に渡り行われる一般市民の弔問の列は、最長約5kmになる見込みだ。また訪問者数は、2005年にローマ法王ヨハネ・パウロ2世が安置された際、法王庁を訪れた200万人の巡礼者に近い人数になるとみられている。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

海外スターバックナンバー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス