ウィル・スミス、アカデミー賞平手打ち事件でクリス・ロックに謝罪も許してもらえず

 俳優のウィル・スミス(53)が、アカデミー賞式典で平手打ちを食らわしたクリス・ロック(57)に謝罪した。今年のアカデミー賞で起こった同事件について、ウィルはクリスに連絡をとったものの、クリスはまだウィルを許していないという。

 29日にインスタグラムに投稿した動画の中でウィルは、平手打ちをした時は「頭にもやがかかった状態」だったことから、すぐにクリスに謝らなかったとしたほか、質疑応答のセッションでは「クリスに連絡をとったんだ。返ってきたメッセージは、彼はまだ話す準備が出来ておらず、その準備ができたら連絡をくれるというものだった。だからクリス、僕は君に謝罪するよ。僕の行動は許されないものだったし、君が話す準備ができたら僕はここにいる」と話した。

 またウィルは、クリスの母親や家族にも謝罪、「どれほど多くの人があの瞬間に傷ついたか分からなかった。だからクリスのお母さんにも謝罪する」と続けた。

 さらにウィルは、妻ジェイダ・ピンケット・スミスの指示に従って、クリスをビンタしたのではないと主張、全ての責任は自らにあるとしている。

 当日「ドリームプラン」で主演男優賞を受賞した際も、クリスに対する謝罪の言葉を口にしなかったウィル、応援してくれた人々を落胆させたのが「トラウマの中心にある」した上で「人々が持っている僕の印象やイメージに沿わなかったことが、心理的にも感情的にも辛い」「後悔しながらも、自らを恥には思わないように努力している。僕は人間で、間違いを犯したけど、僕は自分のことを最悪な存在とは思わないようにしている」「混乱し、ショッキングなことだったことは分かっているとこれらの人々に言いたい。でも、世界に光と愛、喜びをもたらすことに僕は深く献身することを約束する」などと語った。

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