大人気音楽グループの生みの親の名プロデューサーが死去 89歳 自宅で息を引き取る
映画監督兼脚本家のボブ・ラフェルソンが死去した。89歳だった。1960年代にテレビ番組内のバンドとして結成したザ・モンキーズの生みの親の一人として知られるラフェルソンが23日、コロラド州アスペンの自宅で息を引き取ったことを妻ガブリエルさんがニューヨーク・タイムズ紙に伝えている。
ラフェルソンとビジネスパートナーの故バート・シュナイダーは、ザ・ビートルズの映画『ハード・デイズ・ナイト』を見て、架空のバンドを描いたテレビ番組『ザ・モンキーズ』のアイディアを思いついたそうで、その後同バンドは、実際に活動するバンドとして『デイドリーム・ビリーバー』などのヒット曲を出し、世界中で7500万枚のレコードセールスを記録する成功を収めている。
ラフェルソンの訃報を受け、同バンドのメンバー、ミッキー・ドレンツはバラエティにこう語っている。「私の中に何かを見出してくれたことを永遠に感謝していることを告げたメッセージを彼に送ることができた。私の友へ、心の底から感謝しているよ」
1968年に番組『ザ・モンキーズ』が打ち切りとなった後、ラフェルソンは同バンドの映画『ザ・モンキーズ/恋の合言葉HEAD!』を手掛けたほか、ジャック・ニコルソンとカレン・ブラックが共演した1970年の映画『ファイブ・イージー・ピーセス』では監督を務め、アカデミー賞4部門でノミネートされている。