24歳で銃弾に倒れたミュージシャンをニューヨーク市が追悼

 ニューヨーク市がミュージシャンのザ・ノトーリアス・BIGを追悼する。1997年3月に24歳の若さで凶弾に倒れたブルックリン出身のビギーことノトーリアス・BIG(本名クリストファー・ウォレス)が、今月21日に50歳となる誕生日を祝い、エンパイア・ステート・ビルディングが赤と白にライトアップ、マストには回転する王冠が取り付けられる予定だ。

 また、前日の20日にもリル・キム、リル・シーズ、実の母親ヴォレッタ・ウォレスら多くの友人やコラボレーターらが集結する特別イベントを開催。更にブルックリンにあるバークレイ・センターではアリーナ入り口に、生前にリリースされたアルバムのビデオモンタージュが公開予定、ビギーの人生を振り返る。

 ちなみに同市の公共交通機関は、ビギーがデザインされた特別なメトロカードを21日に発売予定する。

 そんなことビギーについて、1990年代始めに同じくスターダムを駆け上がり、ショーン・ディディ・コムズは以前、親友の死によって「金、名声、成功」が無意味となったことを告白。「命に感謝するようになった。大義のために何かをしたいと思わせてくれた」と語っていた。さらに銃撃された際、傍にいたことから「この夢が最終的に何を意味するのか俺は知りたかったんだ。あの若い男が人生の途中で命を落としてしまったから」

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