ジョニー・デップ DV報道の名誉棄損裁判棄却

 俳優のジョニー・デップによるイギリスのザ・サン紙との名誉棄損訴訟における上訴が棄却された。アンバー・ハードとの夫婦時代のジョニーを「DV夫」と表した同タブロイド紙を、ジョニーが名誉棄損で訴えたこの訴訟では、昨年11月にザ・サン側の勝訴判決となっていた。

 その後、ジョニー側は上訴の意向を表し、今月に入ってからはアンバーが離婚時にジョニーから受け取った700万ドル(約7億6000万円)をチャリティに寄付するという発言が実行されていない「新たな証拠」があるとしていたにも関わらず、英控訴院は24日、前回の審問が「完全に公平」なものであったとして、これ以上裁判を続ける必要はないとの判断を下した。

 ジョニーは前回、敗訴が決定した直後、人気シリーズ「ファンタスティック・ビースト」のゲラート・グリンデルバルド役から降板していたほか、アメリカでも名誉棄損訴訟が続いている。2018年にアンバーが、ジョニーを名指しはしなかったもののドメスティックバイオレンスの被害に遭ったと発言したワシントン・ポスト紙への寄稿を発端としたそちらの訴訟は現在のところ、来年の4月まで延期となっている。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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