コロナで他界した87歳の名司会者を20歳、21歳、59歳の実子が追悼

 司会者のラリー・キングが死去した。87歳だった。多数の著名人へのインタビューなどで知られていたキングは、今月に入ってからロサンゼルスのシダーズ・サイナイ医療センターで新型コロナウイルス感染症の治療を受けていたが、23日に息を引き取ったという。

 キングが共同設立した制作会社オラ・メディアは、こう声明を発表している。「ラジオやテレビ、デジタルメディアの各プラットフォームで63年にわたり、ラリーが行った数千ものインタビュー、受賞した数々の賞、そして世界的な名声は、放送人としての彼のユニークで持続的な才能を証明するものです」

 1985年から2010年まで米CNNのトーク番組『ラリー・キング・ライブ』の司会を務めたキングは、新型コロナの検査で陽性反応が出たことから入院していた。また2型糖尿病の持病があったキングは、ここ数年の間に肺がん、狭心症、心臓発作なども患っていた。

 キングの3人の息子ラリー・キング・Jr(59)、チャンス(21)、キャノン(20)は父親の他界を受けて、故人のフェイスブックにこう追悼の言葉を綴った。

 「私達の父の死により悲しみに打ちひしがれています。そして私達の親族と共に彼の他界を悼みます。世界にとってラリー・キングは偉大な放送人でインタビュアーでしたが、私達にとって彼は『父さん』でした。愛情を持って私達の日々のスケジュールや健康に気を配り、私達が達成したことを、非常に誇りにしていました。それが大きかれ小さかれ、また想像上のものであってもです。そして何よりも、彼が人生よりも私達を愛してくれていたことに疑いの余地はありません。彼は素晴らしい父親であり、幸運にも彼のことを友人と呼べる人にとっては熱烈な忠誠心をもった友人でした。私達は今後も人生を通して毎日父を偲ぶことでしょう」

 そして息子達は、訃報が流れた後に受け取った「溢れる愛」をキングのファンに感謝し、花代をアメリカ心臓協会やビバリーヒルズ消防団の救急医療サービスに寄付するように伝えている。

 キングは昨年、娘チャイア(当時51)を肺がんで、また息子アンディ(当時65)を心臓発作で亡くしていた。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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