「羊たちの沈黙」は子ども向けの話?レクター博士が明かした夏の午後に届いたオファー

 アンソニー・ホプキンス(83)は脚本を読むまで「羊たちの沈黙」は子ども向けの話だと思っていたそうだ。トマス・ハリス著の1988年作の同名小説を原作としたジョナサン・デミ監督による1991年の同サイコスリラー作で人食い連続殺人犯の元精神科医ハンニバル・レクター博士を演じたアンソニーは作品の内容を知って、すぐに同役を承諾したという。

 アンソニーは同作でFBI訓練生クラリス・スターリング役を演じたジョディ・フォスターとのバラエティ上での対談でこう話している。「1989年に私はロンドンにいて『M.バタフライ』という舞台をやっていた」「私のエージェントが台本を送ってきて『これを読んでみませんか?『羊たちの沈黙』という題です』と言ったから、私は『子ども向けの話?』と聞いたんだ」「暑い夏の午後だったね、台本が届いて読み始めた。10ページ読んだところでエージェントに電話したよ」「『これは本当のオファーかい?知りたいね。今まで読んだ中で最高の役柄だよ』と伝えたんだ」

 そんなアンソニーは自身がウェールズ出身のイギリス人であることから、アメリカ人の連続殺人犯を演じることに不安があったそうだが、撮影ではデミ監督から「いい感じだ、ホプキンス。すごく気味が悪いよ」と言われたそうで「僕は正しいスイッチを押したと確信したんだ。役にはまり込んだら、そのままでやるんだよ」と当時を振り返った。

 一方、ジョディは現場スタッフ全員が原作から非常に影響を受けていたとして「あなたの独特な声、金属感のある声のトーンを覚えているわ。サウンドミキサーのクリス・ニューマンはそれをより強調したのよ。特徴づけることができたわね。私たちはみんな、本に刺激を受けたように思う」と語った。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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