レジェンド歌手苦悩…あのヒット曲は黒歴史!?「また歌うと思うと死にたくなる」

 エルトン・ジョン(73)は「クロコダイル・ロック」をまた歌うと思うと死にたくなるそうだ。現在パンデミックの影響で延期されている一連のコンサートを最後に、ツアー生活からの引退を表明しているエルトンだが、ヒット曲の演奏に飽きているそうで、規模の小さい会場でマイナーな曲を歌ってゆきたいという。

 「毎夜たくさんの名曲を演奏できる僕は幸運だ。けど『この曲はもうこれ以上やりたくない』って時が来る。『オリジナル・シン』や『ミール・チケット』などあまり披露していない曲があるんだ。それなのに『クロコダイル・ロック』をまたやらなきゃいけないってなったら、自殺したくなるよ。だからこのツアーが終わったら、何曲かはこれ以上もうやらないつもり。ケイト・ブッシュみたいに、知られていない曲をやるショーをしたいんだ」と話す。

 また、共演してきた数々のアーティストについてエルトンはレコード・コレクター誌に「アレサ・フランクリンが大好きだった。2017年、セント・ジョン・ザ・ディヴァイン大聖堂でやった僕らのエイズ基金のイベントが彼女の最後のショーだった。決して忘れないよ。僕はロザンヌ・キャッシュとシェリル・クロウと一緒にステージの傍にいて皆でただ泣いていた。アレサはピアノを弾いていて、病状も悪かったのに来てくれて、『明日に架ける橋』をやったんだ。それが終わって彼女は『これでおしまい。もう2度と歌わないわ。これが私がやるラストね』って」と語った。

 続けて「でもこういった時に、自分が偉大なアーティストと一緒にいるって分かるんだ。恐ろしい思い出もあるけどね。ニーナ・シモンが本当に怖かった。2003年、カーネギーホールでの最後のショーで、僕はパティ・ラベルと一緒に彼女の世話役を受け持った。『ヤング・ギフティッド・アンド・ブラック』の最後に、観客らが総立ちになって、ニーナは椅子に座って泣いていた。僕も泣いた。全員が泣いていた。レイ・チャールズは最後のレコーディングを僕としたんだ。『悲しみのバラード』を一緒にやったよ。彼はとても弱っていて、僕がスタジオに連れていく必要があった」「こういった思い出の類が沢山僕の人生にはある。結論はこうさ。積極的に行動すること、さもないと圧倒されてしまう。僕は行動した。怯えながらね」と述懐した。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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