有名女優 ワインスタインに対するセクハラ訴訟継続が認められる

 アシュレイ・ジャッド(52)がハリウッドの大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインに対して起こしていたセクハラ訴訟の継続が認められた。アシュレイは2018年4月、ワインスタインの誘いを断ったことで「ロード・オブ・ザ・リング」の出演チャンスを失ったとしてして名誉棄損の訴えを起こしていたものの、棄却されていた。

 現在23年の禁固刑で服役中のワインスタインに対するアシュレイの提訴では、両者の間には法的に問題となる関係はなく、90年代半ばにワインスタインがアシュレイをホテルの1室に招いた時には、ワインスタインにはアシュレイのキャリアに影響を与える力はなかったとされていた。

 しかし第9巡回控訴裁判所は29日、アシュレイの控訴に対し、当初の判決を覆し訴訟継続を認める内容の判決を下した。

 メリー・H・マーグイア裁判官は、「ハリウッド有数のプロデューサーであるという職業的地位と影響力を持ったワインスタインは、ハラスメント被害に遭ったとされる当時駆け出しの俳優だったジャッドに対し、強制的な力やその地位を使うことのできる類のない位置にあった。さらに、ワインスタインの映画業界における多大なる影響力、その『避け難い』存在感を考慮すると、俳優として役をもらうことで生活の糧を得ているジャッドにとって『明白な苦難なし』でその関係を終えることは難しかったことだろう」と述べた。

 このことにより、同訴訟は再び地方裁判所で進められることとなる。

 数々の女性たちがワインスタインからの性的不品行被害を名乗り出たことで、2018年にそうした関係における法律が変更されてはいるものの、アシュレイの訴えに対しては当時その法律が過去に遡って適用されるものではないという判決が下されていた。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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