アカデミー賞ノミネート女優 文化の盗用を謝罪「全ての人々に真に謝りたい」

 フローレンス・ピュー(24)が、過去に自身が「文化を盗用した」ことに対する謝罪文を発表した。フローレンスは17歳の時にアフリカ系の人々の間で人気の編み込みスタイル「コーンロウ」をしたことを後悔しており、「変化を見るには自分も変化の一部とならなければならない」としている。

 インスタグラムに投稿した長文で、フローレンスはこうつづっている。「この4週間はとても重大なものでした。世界は変わろうと動き始め、私は正直なところ、いつもそこにあったのに気づかなかった情報の波を学ぼうとしてきました」「多くの人々と同様に、読み、耳を傾け、署名、寄付をし、さらに読み続けました。私の白人としてのもろさを抑え込み、私の人生で犯した罪をたどりたかったのです」「その行動が大きかれ小さかれ、私達は自らを振り返り、それがどのように問題に加担しているかを考える必要があります」

 そして、フローレンスは18歳の時、ロンドンで写真撮影をした際、当時17歳のホリーという写真家に出会ったことに言及し、その年は多くの白人女性セレブたちが頭の半分を編み上げたり、そったりした姿でレッドカーペット上に登場しており、雑誌などでも特集されていたことから、自身も「コーンロウ」スタイルにしていることを自慢げにホリーに話したところ、それは「文化の盗用」だと指摘されたことを振り返った。「ホリーは文化の盗用とは何かを説明し始めました。その歴史、そして黒人の女の子たちがその髪型をするとからかわれたりするのに対し、白人の女の子達がすると、クールと捉えられるということを。それは本当でした。黒人文化が明らかに搾取されていることが分かりました」

 そして、当時は全く悪気がなかったとした上で「長い間、もしくはつい最近、悪い思いをさせた全ての人々に真に謝りたい。私の過去の行いをなかったことにすることはできませんが、それらのことに盲目だった私たちは、そのことが私たちの落度であり、無知であり、白人の特権だったと認識すべきです。そして、これほど時間がかかったことを心から謝ります」と謝罪している。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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