舞台『ハミルトン』などで知られるリン＝マニュエル・ミランダがハリウッドの殿堂入りを果たすことになった。リンはキルスティン・ダンスト、ジェニファー・ローレンス、スヌープ・ドッグ、ルポール、サイモン・コーウェルらと並んで、ハリウッド商工会議所により今年のハリウッド・ウォーク・オブ・フェームの星の受賞者に選ばれた。

　俳優やラッパーとしてだけでなく、作詞家、作曲家としても高い評価を得ているリンは、殿堂入り式典の日取りを30日に設定した。

　リンはヴァラエティ誌によるそのニュースをSNSでシェアし、「来週会おう」とキャプションを付けてその報道が事実であることを認めている。

　『ハミルトン』はアメリカ合衆国建国の父の１人であるアレクサンダー・ハミルトンの生涯をヒップホップ音楽で綴ったミュージカル作となっており、2016年のグラミー賞ミュージカル・シアター・アルバム賞、ピューリッツァー賞戯曲部門のほか、トニー賞で11部門に輝く快挙を果たしている。

　ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームのアナ・マルチネス氏は、リンが年代を越えた人々にミュージカルを通して学ぶ機会を与えたと称賛している。「リン＝マニュエル・ミランダは歴史を用いて歴史を作り上げたのです。若者にも年配の方々にも教養となるミュージカル『ハミルトン』と言うショーを見事に作り上げました」「そして舞台に私たちが永遠に望むカリスマ性や才能を常に提示しています」「そんなリン＝マニュエル・ミランダの星を我々ハリウッドの歴史に加えられることを誇りに思います」

　舞台部門では他にアル・ヤンコビックも殿堂入りすることが決定している。

　ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームは誰もが有名人をノミネートすることが可能で、最終的にハリウッド商工会議所が選出の決断を下す。

　星の栄誉を与えられることになった人物またはスポンサーとなる製作会社は、4万ドル（約450万円）の手数料と、告知された日から２年間の間に式典日を決定することが求められている。（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）