テリー・ギリアム「ドンキホーテを殺した男」、カンヌ国際映画祭でプレミア

 テリー・ギリアム監督作「ドンキホーテを殺した男」が、カンヌ国際映画祭でプレミア上映されるようだ。20年もの製作期間を費やされ、アダム・ドライバー、オルガ・キュリレンコ、ステラン・スカルスガルドらが出演している同作は、権利の所有権に関する法廷闘争によって上映に関して行き詰りを見せていた。しかし同イベントのプレジデント、ピエール・レスキュールと代表のティエリー・フレモーは同作の元プロデューサー、パブロ・ブランコによる「脅し」への拒否を選択したかたちだ。

 同作は映画祭期間中の5月19日に上映される予定だったが、先週土壇場になって、ブランコの弁護士が、ギリアムではなくブランコのアルファマ・フィルムズが実際の権利を所有していると主張する思わぬ事態に陥っていた。

 この訴えに関してレスキュールとフレモーは判決に従うと約束しつつ、「我々は公平に映画監督らの立場に立っており、テリー・ギリアムに関しては特にです」「数々の努力や困難を乗り越えてきたこのプロジェクトが彼にとってどれほど重要なものなのかを我々は承知しています。今回のトラブルは、本来の性格が浮き彫りとなったプロデューサーの行動が原因の発端で、彼は弁護士を通して我々を脅し続けています」「その脅しに屈するのは負けです」と話した。

 今回の件について、同イベントの開催前の5月7日に法廷審問が予定されている。(BANG Media International)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

海外スターバックナンバー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス