フランス・カンヌで開催中の「第７１回カンヌ国際映画祭」で、現地時間の１３日、コンペティション部門に選出された「万引き家族」（６月８日公開）が公式上映された。レッドカーペットには、主演の俳優・リリー・フランキー（５４）、女優・安藤サクラ（３２）、樹木希林（７５）、是枝裕和監督（５５）らが登場。２２００人の大観衆から９分間のスタンディングオベーションを受けた。

　安藤は、母でエッセイストの安藤和津（７０）を現地に招待した。和津の夢が「いつか誰かにカンヌに連れていってもらうこと」だったと説明し、母の日（現地時間）に親孝行できたことを喜んだ。「末っ子の私が、やっと母の夢をかなえてあげることができてよかったなと思います」と感慨深げに話した。