マイケル・ケイン、ウディ・アレン作品への今後の参加を拒否

 マイケル・ケイン(84)が、養女ディラン・ファローから性的虐待で訴えられているウディ・アレン(82)と再び一緒に仕事をすることはないと断言した。アレンが自宅の屋根裏部屋で当時7歳のディランに性的虐待を行った疑いがもたれていることを受け、ディランへの支持表明により今後アレン作品に出演しないと発表している数々の俳優たちに続いて、ベテラン俳優のマイケルも名を挙げた。

 1986年にアレンが監督を務めた『ハンナとその姉妹』でアカデミー賞助演男優賞を受賞したマイケルだが、国家児童虐待防止協会(NSPCC)の後援者であり、アレンが行ったとされる性的虐待に関して確固たる考えを持っているそうだ。

 マイケルはザ・ガーディアン紙にこう語っている。「私はNSPCCの後援者で、小児性愛者には確固たる考えを持っています。アレンのことは好きでしたし、一緒に素晴らしい時を過ごしたからこそ、我慢なりません。ウディに(ディランの義母)ミア(ファロー)を紹介したのも私なんです。アレンと一緒に仕事をしたことに後悔はありません。全く何も知らないでやったことですから。しかし、アレンとまた一緒に仕事をするつもりはありません」

 マイケルがアレンに関する訴えについて語るのは、これが初めてではなく、以前にはその話を耳にした時には唖然としたと話していた。「アレンが好きでしたし、素晴らしい人だと思っていました。私はただ唖然としています」

 また、ハーヴェイ・ワインスタインに関するセクハラ騒動についても、マイケルは以前こう語っている。「(ワインスタインのセクハラ疑惑について)私は知っていました。しかし、その重大さに私は驚いています」「ハーヴェイと1度喧嘩したことがあり、彼を不誠実呼ばわりしました。そうしたら彼は『マイケル、俺は正直な男だ。真っ向からしか攻撃しない』と言っていました」「ハーヴェイは、ハリウッドで『キャスティング・カウチ』と呼ばれていました。ジョークのようにね」「でも、私にとって、キャスティング・カウチとはハーヴェイのことで、若くて可愛い女優が来ると『この役が欲しかったら、これをやれ』と言うのです。そして女性が『やらない』と答えると『じゃあ、この役はやらん』と言い、女性は去るという状況のことでした。しかし、ハーヴェイが自ら女性に性的暴行を働いたなどとは思ってもいませんでした」「あまり知られていないと、こういうことが必要な人もいるということです。エリザベス・テイラーに『この役を得るためには、俺を楽しませろ』なんて言えないでしょ」

(BANG Media International)

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