キャスリン・ビグロー、自身の最新監督作で人種差別をなくしたい

 監督のキャスリン・ビグロー(65)は新作「デトロイト/DETROIT」によって人種差別がなくなることを望んでいるそうだ。1960年代にデトロイトで起こった人種差別の暴動で、3人のアフリカ系アメリカ人が殺害された事件に基づいて同作を製作したキャスリンだが、その主な目的の1つは観客が人種問題についてきちんとした討論ができるようになることだったという。

 16日にロンドンで行われた同作の記者会見で、キャスリンは「もしこの映画が前向きな話し合いを促して、緊張感を作り出すことができるなら本望だわ」「私はこの作品によって人種差別を終わらせるための話し合いが始まることを願っているの」「個人的には、とにかく挑戦してみて、この人種差別問題に正面から立ち向かう機会こそが本当に重要だと考えているの」と話した。

 今年でデトロイトのアルジェ・モーテルで起きた事件から50年が経っており、キャスリンはこの悲劇を語り継ぐ機会を提供したかったと語っている。「この事件とそれを私が映画化した作品によって、その場にいるような体験を提供できると思っているわ」「観客とスクリーンの間に活発な関係を築くようにしたの。実際に観客を映画の世界に引き込むように作ったのよ」「この悲劇を語って、命を吹き込む機会を得て、登場人物に共感できるようにしたの」

 同作にはジョン・ボイエガ、ハンナ・マリー、アルジー・スミス、ウィル・ポールター、ジャック・レイナー、アンソニー・マッキーらが出演している。

(BANG Media International)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

海外スターバックナンバー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス