サム・シェパード、73歳で死去
サム・シェパードが73歳でこの世を去った。俳優および劇作家として活躍したサムは先月27日、ケンタッキー州の自宅にて息を引き取った。家族の代理人クリス・ボノー氏が発表したところによると、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の合併症が死因だという。ボノー氏は「この辛い時期」に家族のプライバシーを尊重するよう呼びかけ、葬式は身内で行われることになると話した。
その長きにわたるキャリアにおいて、サムは40本以上もの作品を執筆し、1983年公開の『ライトスタッフ』ではアカデミー賞助演男優賞にもノミネートされたほか、1979年には戯曲『埋められた子供』でピューリツァー賞受賞の経歴も持つ。
また、1989年公開作『マグノリアの花たち』、2001年公開作『ブラックホーク・ダウン』や最近ではネットフリックスの『BLOODLINE ブラッドライン』などに出演してきた。
そんなサムは、元恋人ジェシカ・ラングとの間にもうけた娘と息子、オーラン・ジョーンズとの間にできた息子ら3人の子どもと、2人の姉妹に支えられて闘病生活を送っていた。
サムの訃報に悲しみのコメントが多く寄せられており、エイヴァ・デュヴァーネイ監督は「サム・シェパード。あなたがスクリーンに登場するといつも、何も心配することはなかった。安らかに眠ってください」とツイートしている。(BANG Media International)