X JAPANドキュメンタリー映画「We Are X」、英ロンドンでプレミア試写会
3月2日にUK公開を控えるX JAPANのドキュメンタリー映画「We Are X」のプレミア試写会が2月28日、ロンドンのピクチャーハウス・セントラルで開催された。
HIDEとTAIJIの死、ToshIの洗脳など、X JAPANの歩んできた壮絶な道のりを描く同作品の試写会を前に、YOSHIKIがBANGショービズの質問に応じてくれた。
YOSHIKIに映画を通して観る人に伝わったらと願うメッセージはとの問いに、「英語でいうとナッシング・イズ・インポッシブル(不可能なものなどない)。前向きなイメージが伝われば」と答えた。
映画が作られたことでX JAPANの過去に対する心境の変化があったかとの質問には、「ファンの人たちが応援してきてくれたからやってこれたというのを再認識できた」と語った。
X JAPANは昨年3月に英ウェンブリー・アリーナでの公演を予定していたが、PATAの体調不良により延期となっており、今月4日に1年ごしの振替公演を敢行する予定だ。
公演間近の準備状況については、「いろいろありましたけど、直前までリハーサルに向かいます」と意気込みを語った。『We Are X』の公式フェイスブックには、ずっとチケットを払い戻しせずに持っているなどとこの公演を待ちに待っているファンからのメッセージが寄せられている。
また、ほぼ完成しているという20年ぶりとなるニューアルバムに話が及び、制作に時間がかかっている理由については「ToshIと自分が別れていましたから、ブランクが10年ありました」「その間に音楽の業界も変わりましたし、どのようなアルバムを作るべきかを考えていました」「50パーセントは過去のものから、50パーセントは新曲でというかたちで5年前にはほぼリリースするところまできていましたが、完全に新しいアルバムを作ったらどうだと思ったのです。なので、方向性を完全に変えました。毎年曲を書き、レコーディングを繰り返し、もう完成間近です」と説明した。そして、欧米のリスナーにも聞いてもらえるようにとニューアルバムは全歌詞が英語になるとも語った。
YOSHIKIはプレミア試写会の前、インスタグラムに当日のイギリスのメディアからのインタビューがぎっしり詰まったスケジュールを公開している。イギリス滞在中、YOSHIKIは英主要ニュース番組のスカイやチャンネル4ニュースなどにも出演しており、イギリスにおける「We Are X」やX JAPANへの高い関心度が伺える。
プレミア会場でも駆け付けたイギリスの報道陣からの質問に対し、YOSHIKIは流暢な英語で答えていた。
英国では3月2日(木)、日本では3月3日(金)の公開を予定している。(BANG Media International)