マドンナ私用機での短距離飛行に非難

 マドンナがわずか120マイル(約193キロ)の距離をプライベート機で飛行したとして非難されている。NGO団体グリーンピースの活動家としても知られるマドンナだが、コンサートの後バーミンガムからロンドンに向けて車で行っても1時間も差がないにも関わらずわざわざ私用機で移動したとして、環境に対する影響を批判されている。

 2007年リリースの『ヘイ・ユー』では地球温暖化に自ら焦点を当てていたマドンナだが、ロンドンとバーミンガム間は車で走行してもおよそ2時間11分しかかからないところを、12人乗りのプライベート機を使用して空港への行き来を合わせて1時間25分で済ませる方を選んだようだ。環境活動を推進する地球の友のデビッド・パウエル氏は「我々はセレブ達にプライベート機の使用を控え、より環境に優しい移動方法を選択して欲しいと考えています」とコメントする。

 今回のマドンナの移動においては2.907トンの炭素排出量が見込まれている一方で、リムジンでの移動であればわずか0.081トンに抑えられたと考えられる。ザ・サン紙によれば、バーミンガム空港の職員たちも25分の飛行ごとに1万ポンド(約180万円)を要する飛行機にマドンナが搭乗したことを驚いていたそうだ。

 (BANG Media International)

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