故P・ウォーカーの役、続編で引退扱い
故ポール・ウォーカーが「ワイルド・スピード」シリーズで演じたキャラクターであるブライアン・オコナーが、最新作『ワイルド・スピード7』で引退することになるようだ。ハリウッド・リポーターによると、『ワイルド・スピード7』の撮影中であった昨年11月30日にポールが不慮の交通事故で亡くなったことを受けて、同作品の経営陣は、ファンを満足させかつ同シリーズを存続させる為に、ポールの演じていた覆面警官であるブライアンをシリーズ内で死亡させずに、撮影済みのポールの映像を使って、警官として引退するという手法で自然な流れでシリーズから卒業させるということを決めたようだ。
『ワイルド・スピード7』の制作はポールの他界を受けて延期され、先月までは撮影継続の危機に立ちはだかっていた。しかし、ユニバーサル・ピクチャーズは先日、当初の公開予定であった今年の7月から来年4月10日に変更された同作が、引き続きポールと共演のヴィン・ディーゼルの「主演」となることを発表していた。
そんなポールは米カリフォルニア州のサンタクラリタで、友人ロジャー・ロダスの運転するポルシェ・カレラGTで走行中、街路樹や電柱に衝突して炎上した事故で他界している。ロサンゼルス郡検視官はロダス氏は、法定速度が時速45マイル(時速約72キロ)の道路で100マイル(約時速160キロ)という危険なスピードで走行し、原因不明の理由でコントロールを失ったのが今回の事故の原因だという調査報告を発表した。調査報告には、両人の体内からアルコール、コカイン、大麻等のドラッグは一切検知されなかったということも記されている。
(BANG Media International)