R・マーティン、同性愛男性虐めていた

 リッキー・マーティンは若かりし頃、同性愛の男性達をいじめていたようだ。長年に渡って自身のセクシュアリティーに悩んだ末、2010年になって同性愛者であることをカミングアウトしたリッキーだが、10代から20代前半にかけて、ローマカトリック教の宗教的な信条に反して、男性に惹かれてしまう自分を認めたくなかったようで、その反動でその頃はゲイの人々が嫌いだったと告白した。

 リッキーは豪版GQ誌に「僕はその頃、怒りと反感に燃えていたんだ。ゲイの男達を見ると、『僕はあんなんじゃない。なんなのになりたくない。あんなの僕じゃない』って思ってたんだ。恥ずかしかったんだよ」「社会や信条とか周囲のみんなから、お前は間違っていると言われて、僕の自尊心が押し潰されてしまったんだ。だから、その怒りを周囲の人間にぶちまけていたんだよ。だから今思い返してみると、僕はよくゲイだと分かっていた人たちをいじめてたなって痛感するんだよ」と明かしている。

 プエルトリコ出身の少年歌手グループ、メヌードの活動を経て、1990年代に入ってソロ歌手として世界的な名声を獲得したにも関わらず、リッキーは長年に渡って、自分のセクシュアリティーをひた隠しにしてきていた。しかし、代理母出産によりマッテオとヴァレンティノという双子の息子を授かった2年後となる2010年3月になり、リッキーはようやく自身の公式サイトに感動的な文章で自らがゲイであることを公表した。 

 現在は、経済学者のカルロス・ゴンザレス・アベラと真剣な交際を続けているリッキーだが、その当時は息子達のためにもカミングアウトが必要だったと感じていたようだ。リッキーは「息子達には嘘まみれの家庭で育って欲しくなかったんだよ...もしくは、ゲイであることが何かおかしいことなんだって考えて欲しくもなかったのさ」と説明している。

(BANG Media International)

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