リー・ビンビンが新作『トランスフォーマー４』のキャスト入りを果たした。ハリウッド・レポーターの報道によれば、今回中国出身のリーの参加が決まったマイケル・ベイ監督の同最新作がパラマウント・ピクチャーズと中国国営放送ＣＣＴＶ傘下のチャイナ・ムービー・チャンネル、さらにジャイアフリックス・エンタープライズとの共同製作であることから、本作は中国で撮影を行い、リーの他にも多くの中国人俳優が起用されるという。

　リーは最近、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の人気シリーズ『バイオハザードＶ　リトリビューション』にも出演するなど、すでにハリウッド映画にも進出している。　

　本作のキャストにはすでにマーク・ウォールバーグが決まっており、マークのキャラクターの娘役として若手注目株のニコラ・ペルツが配役されているほか、ジャック・レイナーがレーサーでニコラの恋人役に抜擢されている。また、米ＴＶドラマシリーズ『そりゃないぜ！？　フレイジャー』で人気を博したケルシー・グラマーが悪役に、ソフィア・マイルズが科学者役にキャスティングされている。

　そんな本作のプロデューサー陣は以前、プロと素人の俳優をそれぞれ２人起用するために中国で本作への出演権をかけたリアリティー番組を放送すると発表していた。今夏にも米ミシガン州で撮影が開始される予定で、製作開始に先立つここ数週間中にも他の多くの中国人俳優が起用される模様だ。同リアリティー番組についてプロデューサー陣は「（この番組は）俳優や『トランスフォーマー』シリーズのファンにこの大作への出演を果たせる機会を与えるものになるでしょう。それだけでなく、世界中の観客に中国の人々や文化、そして中国という国自体もさらに紹介することができるのです」と語っている。

（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）