AKB10周年 前田&たかみなコラボ唱
AKB48が8日、東京・秋葉原の本拠地・AKB48劇場で、同劇場の「10周年記念特別公演」を開催。卒業生の前田敦子が、同期(1期生)でグループの総監督・高橋みなみと涙のコラボ熱唱を披露した。ほかにも大島優子、板野友美、篠田麻里子、秋元才加、川栄李奈らの卒業生が現役メンバーとのユニット曲を披露した。
公演の中盤からはグループの卒業生たちと現役メンバーのジョイントによる演奏が行われ、2012年8月に卒業した前田が高橋と2人で「右肩」を、ともに目の中に涙を光らせての熱唱。来年3月28日に卒業する高橋は「やっぱり前田さんと歌うと(涙を我慢するのは)無理!」と思いを発した。
昨年6月に卒業した大島は「久しぶりに腰をフリフリした。AKBってこんなにスカート短かったんだ」と懐かしさに浸り、板野も「最近は1人で寂しい。きょうは『ともちん』のコールがかかってうれしかった」と喜んだ。
10年前の2005年12月8日、AKBはこの劇場で産声を上げた。ステージには前田、高橋、板野、小嶋陽菜、峯岸みなみら1期生20人。客席を見渡せば、72人の入場者のうち、65人が関係者。観客はわずか7人だった。
高橋は、10周年公演の開演のあいさつで、満員のファンを前に「この日を迎えられ、うれしく思います。10年前に幕が開いたときは(お客さんが)7人。あれから10年、公演回数は(AKB48単独で)3871回目を迎えました。最後まで楽しみましょう」と万感の思いを伝えた。