河西智美、7年在籍のAKB48に別れ

大島優子(左)とポーズを決める河西智美=東京・秋葉原のAKB48劇場
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 アイドルグループ・AKB48の河西智美(21)が3日、東京・秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を行い、AKBを卒業した。AKB48グループ総監督の高橋みなみ(22)、篠田麻里子(27)らとともに出演した河西は「卒業しても夢を追い続けたいし、みなさんと新しい夢を見ていきたいです」とあいさつし、涙した。大島優子(24)ら同期の2期生も駆けつけ、7年のAKBメンバーとしての生活に幕を下ろした。

 「とも~み」、「チユウ」の愛称で親しまれた河西が、7年あまり在籍したAKB48に別れを告げた。マイクを握った河西は「楽しいことも苦しいこともたくさんあったけど、自分を奮い立たせてくれたのはファンの皆さんの声でした」と声を詰まらせ、「私も幸せになりたいけど、皆さんにもいっぱい幸せになって欲しいです」と、感無量の表情で話した。

 篠田麻里子(27)率いるチームAの本公演後に行われた卒業公演。ステージには苦楽をともにした大島、秋元才加(24)ら現在も在籍する2期生が登場。さらに、4月27日の日本武道館公演での卒業セレモニー同様、元SDN48メンバーの大堀恵(29)も姿を見せた。

 河西は宮澤佐江(22)と2人で公演曲「友よ」を熱唱。続けて河西のソロ2ndシングル「Mine」のカップリング曲で大島、秋元ら同期も一緒にレコーディングした「Enjoy your life!」を歌唱した。大島は「お互い環境は変わるけど、また一緒にステージに立てればいいなと思います」と“共演”を熱望、宮澤は「キミには仲間がたくさんいることを忘れないでください」との言葉を送った。

 AKBに加入した14歳のころの自分を「声にコンプレックスがあって、歌も音痴だと言われて、カラオケに行くのもイヤだった」と振り返った河西は、「ステージに立つと、こんなに楽しいことがあるんだと思った。自分の声も好きになった」と歌うことに目覚めた心境を告白した。

 公演終了後、劇場ロビーの廊下に掲出されていた自身の写真を外し、「ここ(自分の写真があった場所)に誰か(の写真)が入るんですよね」とつぶやいた。万感の思いを胸に、ソロ歌手として新たな夢を追いかけていく。

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