チョッキー役俳優 日本の「お疲れさまでした」文化に感激「すごくすてきで、かわいらしい文化」堺雅人を尊敬「僕のアイドル」
自衛隊の極秘諜報組織「別班」の主人公・乃木憂助(堺雅人)が世界を股にかける壮大な物語を描いたTBS系日曜劇場「VIVANT」。シーズン2はきょう4日放送の19話から後半戦へ突入する中、「チョッキー」というキャラクターがひときわ異彩を放っている。演じたのは、タイで俳優やミュージシャンとして活躍するオーム・タナパック。日本ドラマ初出演となった中、同局を通じてその反響や役作りとともに、撮影現場で学んだ日本文化や、好きな日本作品なども語った。
チョッキーは、タイの有名実業家でありながら、元公安部の諜報員で同じ国際テロ組織「テント」のモニター(協力者)・新庄浩太郎(竜星涼)に好意を寄せている役柄。登場から強烈なオネエキャラとともに「新ちゃん!」と新庄に駆け寄る姿で注目を集めた。
その反響ぶりを自身では「すごいです。すごく良いです!ファンの皆さんがチョッキーという役をすごく気に入ってくださっていて、こんなにチョッキーを愛してもらえて本当にうれしいです。どこに行っても『チョッキー!』と呼んでもらえるんです」と喜んだ。
以下、主な一問一答。
-チョッキーを演じる上で意識したことは。
「声のトーンやしぐさ、視線の使い方、身ぶり手ぶりですね。皆さんに『チョッキーはこういう人物だ』と分かってもらえるように表現しなければいけませんでした。僕自身はもう少し男っぽくて、大ざっぱな感じなんです。これまでも、いわゆる男らしい男性を演じることが多かったので、チョッキーは僕にとって本当に新鮮でした。少し上品な女性らしさというか、柔らかさを出さなければいけなくて、自分にとってはかなり挑戦的でした」。
-最初は共演者を前になかなか思い切って演じられなかったとのこと。
「最初の数シーンでは、まだ皆さんとも打ち解けていなくて、おずおずとしていて、怖がりながら遠慮していました。特に“新ちゃん”を抱きしめたりしなければならないシーンが多かったので、『竜星さんに申し訳ないな』と思っていたんです。自分なりには全力を尽くしていたんですけど、やっぱり遠慮がありました。でも、後半になるにつれて竜星さんと一緒に演じる機会が増えて、よく撮影の合間に話すようになりました。竜星さんが『何でもやっていいよ! 抱きしめていいからね、思いっきりやって!』と言ってくれて。その時に『この人は僕を怖がっていないんだな。安心した』と思えて。そこから思いっきり演じられるようになりました」
-主演・堺との共演について。
「本当に感銘を受けました。別班員たちを救出するための作戦会議のシーンで、堺さんは台本3ページ分くらいある長いせりふがあったんです。それを完璧に覚えていて、本当にすごくて。僕もその場で拍手しながら「どうやって3ページものせりふを覚えたんだろう?」と思っていました。すごく準備をしてきていて、プロ意識が高くて、演技に情熱を注いでいる。僕も堺さんみたいになりたいと思いました。憧れのロールモデルです。僕のアイドルですね!」
--共演シーンの多い竜星、二宮和也との撮影で印象に残っていること。
「竜星さんとは何度も一緒に撮影したので、印象深い出来事がたくさんあります。すごくプロフェッショナルですし、空き時間にはよく話をして、心を開いてくれました。仲良くなるにつれて、お互いの演技もどんどん良くなって、引き上げ合えたと思います。竜星さんは素晴らしい俳優で、とても愛すべき人です。二宮さんとは、いろいろな言語で会話するシーンがありました。タイ語やアゼルバイジャン語、英語などが交ざっているなか、NGもほとんどなく、すごくスムーズに演じられたんです。そうしたら二宮さんが『なんで次に自分がしゃべるタイミングが分かるの?』って。僕は相手の役者さんのせりふの最後の単語を覚えて、『この人はこの言葉で終わるから、その後に僕がしゃべる』という感じで、一人で練習して頭にたたき込んでいたんです。そうしたら二宮さんが『すごいな、よくそんなことできるね』と言ってくれて、とてもうれしかったです!」
-日本のドラマへの出演は今回が初。撮影現場で印象的だったことは。
「僕がすごく好きなのが『お疲れさまでした』という言葉です。撮影が終わると、皆さんで『お疲れさまでしたー!』と言い合って、お互いの労をねぎらいますよね。すごくすてきで、かわいらしい文化だなと感じました。あと、カットがかかった後にスタッフさんが『チェックしまーす!』と言うのも好きです。僕もマネしたりして。『チェックOKでーす!』という言葉も覚えました!」
-これまでに好きになった日本の作品は。
「以前、映画『クローズ ZERO』を見て、すごく好きになりました。でも、普段はアニメのほうをよく見ますね。『ONE PIECE』や『鬼滅の刃』、『ブルーロック』、『BLEACH』…たくさんあります。『呪術廻戦』も好きで、登場人物の中では五条悟が好きです。『領域展開!』。最近はあまり日本のドラマを見られていなかったんですけど、『VIVANT』でご一緒したので、今は堺さんの過去の作品を見たいと思っています。僕のアイドル、憧れの存在ですから!」
