桑田佳祐 祈りと希望、宮城で被災地巡る“夏祭り”ツアー完走 「明日へのマーチ」など音楽で寄り添う

 サザンオールスターズの桑田佳祐(70)が12日、宮城・セキスイハイムスーパーアリーナで、全国アリーナツアー「夏祭りツアー2026」の宮城公演最終日を迎えた。過去の自然災害被災地も巡ったソロツアーの千秋楽。11年の東日本大震災発生から強い絆で結ばれた宮城の地での3日間公演を終え、追加公演と開催見送りとなった熊本公演をのぞく9会場20公演におよんだ“夏祭り”を完走した。

 金沢、神戸、そして宮城-。逆境から立ち上がる人々の背を押す思いを込めて全国を巡り、「おかげさまで、夏祭りのファイナルをここで迎えることができましたよ!」と桑田。その言葉とともに、場内の熱量がさらに上昇を続けた。

 序盤にグルーヴ感あふれる「南谷ミュージック・シティー」、中盤には「AKANE On My Mind~饅頭こわい」と今年リリースの新曲を披露。さらに往年の名曲を交える選曲で、夏祭りの千秋楽にふさわしいステージを展開した。

 あれから15年-。2011年3月11日に東日本大震災が発生。前年に病で活動を休止した桑田は、同年9月11日に復帰後初ライブの場に、この日と同じセキスイハイムスーパーアリーナを選び、その後も折に触れ、東北での公演を続けてきた。

 今ツアーは7月8日から、能登半島地震に見舞われた金沢での公演を皮切りに、阪神・淡路大震災に遭った神戸、さらに過去に豪雨被害を受けた地などを巡る日程。そこに、桑田の被災地へ寄り添う思いが表れていた。

 7月28日には令和8年熊本地震の発生で熊本公演が開催見送り(振替公演を協議中)。8月は千葉豪雨など各地で自然災害が頻発した。桑田は「日本各地が大変なことになっているわけでございます。東日本大震災を始め、各地の災害からの復旧に祈りを込めて」と「明日へのマーチ」を熱唱だ。

 スクリーンには神戸のイルミネーションなど被災地の風景とともに、桑田が祈りと希望を込めて会場に植樹した桜が咲き誇る映像も。そして「被災されたみなさまにお見舞い申し上げ、また1日も早い復旧を祈りまして、みなさまのお手を拝借したい」と語り出し、「頑張れ熊本、頑張れニッポン。祈りの一本締めでございます!」と夏祭りらしく、桑田らしく、ファンとの一本締めに思いを込めた。

 桑田への感謝として、13日に開催の「東北未来芸術花火 2026~明日へのマーチ 桑田佳祐SP~」では、桑田の音楽に合わせて花火が打ち上がる。宮城で思いを送り合い、「素敵な夏祭り千秋楽、ありがとうございました!」と桑田。粋で優しさに満ちた2時間半のライブで、絆はより強く、固く、結ばれた。

【ツアー全日程】

7月8、9日 石川・石川県産業展示館4号館

  14、15日 香川・あなぶきアリーナ香川

  21、22日 広島・広島グリーンアリーナ

  29、31日、8月1日 東京・TOYOTA ARENA TOKYO

8月7、8日 三重・三重県営サンアリーナ

  13、14日 熊本・グランメッセ熊本 ※地震により開催見送り

  19、20日 兵庫・GLION ARENA KOBE

  27、28日 北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ

9月2、3日 神奈川・Kアリーナ横浜

  9、11、12日 宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ

〈追加公演〉

12月16、17日 愛知・クロコくんホール

   22、23日 大阪・大阪城ホール

   28、30、31日 神奈川・横浜アリーナ

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