森本レオさん死去 83歳、事務所発表「原因不明の突然死」 ほのぼのボイスでナレーション、ひょうひょうとした演技で人気
独特の穏やかな語り口でナレーターとして絶大な人気を誇り、俳優としても活躍した森本レオ(本名・森本治行=もりもと・はるゆき)さんが、4日に死去していたことが11日、分かった。83歳。所属事務所が発表した。死因は「原因不明の突然死」と公表。葬儀は家族のみで執り行った。
唯一無二のほのぼのボイスでお茶の間を和ませた森本さんが、あまりにも突然、この世から旅立ってしまった。
所属事務所はこの日夜、ファクスで報道各社に訃報を発表。死因を「原因不明の突然死」とした上で「とても穏やかな顔で旅立ちました」と最期の様子を説明し、「突然のことで未だご遺族も哀しみの渦中におります」とつづった。
森本さんは1943年2月13日生まれ。愛知県出身。日大芸術学部を卒業後、67年にNHK名古屋放送局制作のドラマ「高校生時代」で俳優デビューした。翌68年から東海ラジオ「ミッドナイト東海」でパーソナリティーを務め、人気者に。その後、俳優業を本格化させるために上京した。
ひょうひょうとした雰囲気と卓越した演技力が評価され、多くの作品に出演。フジテレビ系「ロングバケーション」では木村拓哉が演じた主人公に影響を与える芸術大学の教授役を、同「ショムニ」では、強烈な部下たちに圧倒される気弱な庶務二課長役を好演した。テレビ朝日系「西村京太郎トラベルミステリー」シリーズにも60作以上出演した。
穏やかで柔らかな独特の語り口で、ナレーター・声優としても活躍。フジテレビ系「きかんしゃトーマス」では、長年ナレーションを担当し、幅広い世代に親しまれた。同「王様のレストラン」、テレビ朝日系「クイズプレゼンバラエティー Qさま!!」など、多くの人気番組を声で支えた。声優としても、NHK「人形劇 三国志」の諸葛孔明役、映画「スター・ウォーズ」シリーズのハン・ソロ役を務めた。
また、芸能界屈指の将棋好きとしても知られ、アマ四段を誇る棋力でたびたび、公開対局などにも登場した。
私生活では2010年に心筋梗塞で救急搬送。森本さんは事務所を通じて「日頃の不摂生」を理由に「今は強制謹慎で減塩生活に励んでおります」と報告していた。
晩年は病を機にメディア仕事が減り、ナレーションメインでさりげない存在感を残していた。24年、テレビ朝日系ドラマ「アリバイ崩し承りますスペシャル」で主演・浜辺美波の祖父を演じ、存在感を示していた。「Qさま」では8月31日放送分でもナレーターを務めており、“生涯現役”を貫いていた。
【森本レオさん所属事務所発表全文】
関係者各位
突然のご報告となりますが、弊社所属の森本レオが、令和8年9月4日、83歳で永眠いたしました。原因不明の突然死ではありましたが、とても穏やかな顔で旅立ちました。
葬儀につきましては、故人、並びにご遺族の意向により、家族のみにて執り行いましたことを併せてご報告いたします。
またお別れの会などは予定しておりません。
誠に勝手ながら御弔問・御香典・御供花につきましては固くご辞退させていただきます。
突然のことで、未だご遺族も哀しみの渦中におります。マスコミの皆さまにおかれましても、ご遺族にご配慮いただきますよう、切にお願い申し上げます。
本発表をもちまして公式なご報告とさせていただき、個別のお問い合わせにつきましては、何卒ご遠慮くださいますようお願い申し上げます。
役者としてナレーターとして、これまで多くの作品に携わらせていただけましたこと、故人にかわり御礼申し上げます。
長年応援していただきましたファンの皆さま、共演者の皆さま、スタッフの皆さま、実り豊かな時間とたくさんの思い出をありがとうございました。
弊社社員一同、心より感謝申し上げます。
◆森本レオ(もりもと・れお 本名=森本治行)1943年2月13日生まれ。愛知県出身。愛知県立松蔭高から日大芸術学部に進学。67年にNHK「高校生時代」で俳優デビュー。68年から東海ラジオ「ミッドナイト東海」のパーソナリティーとして、地元で人気を博した。72年に上京し、俳優活動を本格化。「西村京太郎トラベルミステリー」シリーズをはじめ、「ロングバケーション」「ショムニ」などに出演し、ナレーションでも活躍。私生活では71年に俳優・森和代と結婚。1男1女をもうけた。
