韓国大手ケーブルテレビ局が経営破綻 ミラノ・コルティナ五輪の放映権料で多額の支出が原因と現地裁判所が説明

 韓国の大手ケーブルテレビ局・JTBCが今年6月、206億ウォン(約20億円)の借入金が債務不履行になったと発表し、同月にソウル再生裁判所へ企業再生(日本の民事再生法に相当)を申請。ソウル再生裁判所が28日、再生手続きの開始を決定したと、現地メディアのYTNなどが報じた。

 記事によると、JTBCは自主的な事業再編を終え法定再生手続きに入るという。

 裁判所は「出演料や人件費などの制作費が上昇し続ける一方で、放送広告市場が縮小する状況の中、JTBCはオリンピックの放映権料を支払ったことにより、短期間で多額の支出が発生した」と理由を説明したと伝えた。同局は、ミラノ・コルティナ五輪を独占中継したことが現地で物議をかもしたが、2032年までに開催される夏季・冬季オリンピックの放送権も独占的に獲得していた。

 これに伴い、JTBCは債権調査や関係者説明会などを経て、来年1月29日までに再生計画案を裁判所に提出しなければならないという。

 JTBCは、公式声明を通して「法廷での再生手続きに、最大限誠実に臨む」「経営陣と役職員一同、早期売却を通じて経営を正常化するため、最善の努力を尽くす」と伝えたとした。

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