ストレスで円形脱毛症も 歌舞伎町No.1キャバクラ嬢から実業家に転身・愛沢えみり氏が道のりや人生哲学語った
実業家の愛沢えみり氏(37)が、自分に正直な生き方を貫いている。著書「運命は自分でつくる」(幻冬舎)では、悩みを抱える人々へのアドバイスを網羅。かつては新宿・歌舞伎町のナンバーワンキャバクラ嬢で、実業家に転身した現在は「選択的シングルマザー」として、2人の子どもに深い愛情を注いでいる。自身で運命を切り拓いてきた愛沢氏が、その道のりや人生哲学を語った。
キャバクラ嬢時代、最高で月収1億円と世間がうらやむような額を稼ぎ、今では実業家として複数の事業を手がけている。著書の執筆中に「こんなに満足度高い人生だったんだな」と気づいたという。その「満足度が高い人生」に行き着くために「逆算することが必要。それを伝えたかった」と思いを込めた。
高2で進学を諦め、卒業後に「楽そうでお金もらえそう」と飛び込んだ歌舞伎町。当初はトップになるという思いは「まったくなかった」という。「入ってそのまま結婚できればいいと思ってた」が、2年後に当時交際していた彼氏と破局。「何もなくなった時に考えさせられるんですよね」。周囲の後押しもあり「出勤を続けた」結果、トップに立った。
トップに君臨後「楽しい」が「苦しい」に変わった。自宅はブランド品にあふれ、収入も右肩上がり。6億円ものマンションも購入した。だが、「圧倒的なナンバーワンでいなきゃいけないっていうのが結構ストレスで」と円形脱毛症に。責任と重圧を背負った4年間が、その後の人生に生きた。
「自分が商品なのでどう高く見せるか?みたいなのを自分でプロデュースする力。あとは営業ですよね。買ってくれるまで説得する。誕生日を逆算して取材に来てもらうように連絡したりとか、そういった人を巻き込む力っていうのはすごい培われましたし、鍛えられました」
キャバクラ勤務は30歳で区切りをつけ、実業家の人生にかじを切った。「頑張っている時にチャンスが来ますね。熱量を持って頑張り続けてたらいい人に出会えるよね、っていう考えです」。歌舞伎町時代同様に、その熱量で人を巻き込みながらファッションブランド、美容クリニック、飲食店…と幅広く手がける。やると決めたら躊躇しないが、手を出すか否かには明確な基準がある。
「楽しくない、ワクワクしない気持ちがあった時はうまくいかないなっていうのは直感であります。キャバクラの時に何も考えずにうまくいった理由が、出勤という継続と楽しいっていう気持ちの掛け算だと思ってるので」
これまでの人生で「お金に困ったことはない。追ったこともない」と言い切る。「単純に目標を作って達成していくことが楽しい。お金は後からついてきた」。楽しんで、続ける。そのサイクルを繰り返し「満足度の高い」生活を築き上げた。現在、37歳。まだまだ先を見ている。「会社をシンプルに大きくしたいし、年商ベースで見たことない数字を作りたい。そのために新しいビジネスパートナーを探したい」。夜の蝶として、実業家として成功してきた愛沢氏の運命を切り開く旅は、まだまだ続いていく。
◇愛沢えみり(あいざわ・えみり)1988年9月1日生まれ。神奈川県出身。新宿・歌舞伎町でキャバクラ嬢として働き始め、雑誌「小悪魔ageha」の専属モデルに。歌舞伎町ナンバーワンとして君臨する。2013年、ECファッションブランド「emiriawiz」を立ち上げ、15年には新宿に直営店を出店。売り上げ2億5000万円を超え、話題となる。19年にキャバクラ嬢を引退した後は、美容クリニックや飲食店の経営、化粧品ブランドの立ち上げなど、事業の多角化を進めている。
