落語協会・林家正蔵新会長、次世代にメッセージ 歌舞伎界を例に出し「若い人が楽しんでいる」
幕末から明治時代にかけて活躍した落語家・三遊亭圓朝さんの命日である11日、東京・全生庵で「圓朝忌」が営まれた。落語協会会長の林家正蔵ら同協会員、落語芸術協会副会長の春風亭柳橋など150人が参列。法要、柳家小せんの奉納落語、扇子供養が行われた。
代表者あいさつで正蔵は「圓朝作品はいつの時代も人々の心に届き、何かを感じさせる」と話し、続けて次世代に向けてもメッセージを送った。圓朝さんの傑作落語をもとに歌舞伎化され、「八月納涼歌舞伎」第一部で上演中の「怪談 牡丹燈籠」を例に出し、「坂東巳之助さん、尾上右近さん、市川染五郎さんといった、人気の若手役者が舞台を務め、若い人が楽しんでいる」とした。
その上で「若い人が、今生きている世代の皆さまに聞いていただき、楽しんでいただく。それが何より」と、さらなる落語界の発展を願った。
また、今年6月に53歳で亡くなった蜃気楼龍玉さんについて、「胸が締めつけられました。これからというのに、なんてもったいないのだろう」と語った。「今日来ているはなし家の皆さん、くれぐれもお体大事に。お酒を飲むときは、何か食べてください。じゃないと体を壊します」とユーモアを交え訴えた。
