桂文枝、83歳の誕生日に芸歴60年目独演会 前日まで高熱も無事に終え涙「小さい時から泣き虫で…」
落語家の桂文枝(83)が16日、大阪市のなんばグランド花月で「桂文枝独演会~落語家60年目のハレ舞台~」を開催した。
数日前から最高で38・8度の高熱に見舞われたことを自身のブログで明かしていたが、当日の朝に平熱に戻り、無事に体調が回復した。
この日、83歳の誕生日を迎えた文枝は「Happy Birthday to You」の出ばやしで登場すると、「ありがとうございます!」と観客の声援に手を振ってあいさつ。「誕生日を迎えてしまいました。まさか83歳になるとは……3歳の頃は思いもしなかった」と笑わせ、元気な姿をアピールした。
芸歴60年を20年ごとに区切り、それぞれの時代から創作落語「にぎやか寿司」(1978年)、「じいちゃんホスト」(2008年)、「AI(愛)からはじまる…」(2025)の3演目を披露した。
最後を飾った「AI(愛)-」はAIとの結婚をテーマにした作品。グーグルの生成AI「Gemini」を「桂文Gemi」と名付け、日々会話しながら弟子として稽古をつけているという文枝がスマホを操作しながら物語を進行。扇子を箸に見立て、うどんを食べる場面を演じさせるが、師匠の指示に演技ではなく画像生成をしてしまうなど、AIならではの笑いを観客に届けた。
ゲストには親交があるお笑いコンビ「ザ・ぼんち」と「オール阪神・巨人」が出演。漫才を披露し、場を盛り上げた。
2時間半ほど熱演した文枝は前日まで体調不良だったこともあり、「一生懸命、3席やらせてもらいました」とほっとした表情。割れんばかりの拍手を浴びると、「小さい時から泣き虫で……」と涙し、「これからもいろいろ作って、皆さんに喜んでいただけるよう頑張ります」と意気込んだ。
