辻凪子 大好きな「お笑い」テーマの初主演ドラマで好演「何が何でもやりたかった」 映画監督、朝ドラ8本出演-多彩な才能
俳優・辻凪子(30)が夢をかなえ、充実の日々を送っている。MBSドラマ「ネタジョ」(関西ローカル。木曜、深夜1・29。ネットフリックスでも配信)でドラマ初主演。大阪出身で「大好き」というお笑いがテーマの作品で、頻繁に劇場に通い、ノートを手に漫才を鑑賞、見終えるとネタを解剖する幸子を熱演している。
「笑い」にあふれた町で生まれ育ち、「芸人」という肩書が自然にそばにあった。しかし辻は「根暗なので、芸人さんになりたいけどなれなくて過ごしてきたタイプ」と照れ笑い。記憶にある笑いの原点は、幼少期にさかのぼる。「母が行くおばちゃんたちの集会へたまに連れて行かれてたんですけど、そこで母がよくボケをかましていて、それをおばちゃんたちがツッコんでみたいな。常にどこかで笑いが起きている環境でずっと生まれて育ってきた感じですね」と述懐した。
10代になると「エンタの神様」や「爆笑レッドカーペット」など、お笑い番組に夢中になった。だからこそ初めての主演ドラマで、大好きなお笑いがテーマであることに喜びもひとしおだ。「自分が一番やりたかったことでドラマのスタートが切れるんだと思ったらすごいうれしくて、オファーをいただいた時は『何が何でもやりたいです!』と言って、スケジュールを調整してもらいました。願わくば、シーズン制になってほしいです!」と作品に夢中になっている。
劇中では、喫茶店のマスター・横山を演じる板尾創路(62)とがっつり共演し「子どもの頃に見ていたお笑い番組の話をしてくださったり、ご自身が監督された映画『火花』の裏話とか、貴重な話をたくさん聞いたりしました」とほくほく顔。さらにオール阪神・巨人との共演には「神々しくて優しくて、何かこう…光を放ってました。そして、巨人師匠はとても良い香りがしました」と笑った。
自身も映画監督を務めるなど、多彩な才能を持つ辻。そのエネルギー源は「映画館」と明かし「週一で行かないと、栄養不足になるほど」大好きな空間だという。ドラマは次回放送が最終回。「『ネタジョ』も誰かのエネルギーになれるよう、熱量を持って楽しいものをお届けしたいです」と言葉に力を込めていた。
◇辻凪子(つじ・なぎこ)1995年9月1日生まれ。大阪府出身。京都芸術大学在学中に短編映画「ゆれてますけど。」で監督・主演を務め、ロンドンの国際映画祭で上映されるなどの才能を発揮。NHK連続テレビ小説には「おむすび」をはじめ「ブギウギ」「おちょやん」など8本に出演。間寛平が座長の「劇団間座」に所属しており、舞台にも精力的に出演している。特技はアコーディオン、コメディー、映画作り。身長158センチ。
