「ルパン三世のテーマ」生みの親・大野雄二さんが死去 所属事務所「就寝中に安らかに」 映画「犬神家の一族」なども手掛けた作曲家兼ジャズピアニスト
アニメ「ルパン三世」や映画「犬神家の一族」など多数の楽曲で知られる作曲家でジャズピアニストの大野雄二(おおの・ゆうじ)さんが4日午前6時8分、老衰のため都内の自宅で死去した。84歳。静岡県出身。葬儀・告別式は近親者のみで行い、後日、お別れの会を予定している。
所属事務所の公式サイトでは「直前まで普段と変わらず過ごしており 就寝中に苦しむことなく安らかに旅立ちました」とつづられた。30日のプロデュースライブは都内で予定通り開催される。
慶大在学中にジャズピアニストとしてデビュー。作曲家としても、1977年のシリーズ2作目からアニメ「ルパン三世」の音楽を手がけ、生前には「天職みたいなもの」だったと語っていた。2021~22年に放送された6作目まで、テーマ曲から劇中曲までの作・編曲を手がけた。
30歳ごろからCM曲を大量に作るようになり、「どんな注文にも応えられるように」と米国やフランス、イタリアなどさまざまな国の音楽を、ジャンルを問わずに聴いた。当時、通ったレコード店では店員が大量のレコードを取り置いてくれていたという。「僕の“山”の横には『筒美京平様』と書かれた“山”があった」と懐かしそうに振り返っていた。
「ルパン・ザ・サード」と歌う女声コーラスが印象的なルパン三世のテーマ曲も「キャッチーじゃないといけない」CMの世界で鍛えられたたまもの。自身を「(作曲の)職人」と自負し、CMや映画などの名曲を次々と制作。近年は演奏活動に軸足を移し、バンドを率いてライブを重ねていた。
