日曜劇場「GIFT」出演中 宮﨑優は努力の人「人間、追い込まれれば何でもできる」 俳優目指した高校時代はレッスンで三重から東京通い
俳優・宮﨑優(25)が初志貫徹で、目標へと突き進んでいる。放送中のTBS系日曜劇場「GIFT」(後9・00)に主人公・伍鉄の勤務する大学で宇宙物理の研究をするポストドクター役で出演中で、初の日曜劇場出演に「ドラマの中で、私にとって特別なもの」と喜ぶ。昨年出演したネットフリックスシリーズ「グラスハート」では、ヒロイン兼天才ドラマー役として話題を呼んだ。ドラム特訓を1年間やり通した“努力の人”の素顔に迫った。
高校時代、俳優になりたい一心で地元の三重から在来線を乗り継ぎ、東京での演技レッスンに通い詰めた。車内では予習、反省にひたすら費やした。「6時間くらいかけて通っていました。今、思えば一番、嫌な時間だったかな」と振り返る。惜しまなかった苦労が、今へとつながっている。
「GIFT」では、堤真一演じる主人公の宇宙物理学者・伍鉄と関わる役どころ。「あまり地上波ドラマに出させてもらっていない中でいきなり日曜劇場で。とても緊張しました」という。
今作では、事務所の先輩・有村架純とも共演。撮影中にアドバイスをもらう機会もあった。「私、声が小さい時があって、少しコンプレックスを持っているのでお話を聞いたんです。声の出し方を教えてもらいました。怒る演技の時に意識してできるようになりました」と感謝する。
役のためにストイック過ぎるほど追求してしまうタイプだという。昨年出演した、俳優・佐藤健がエグゼクティブプロデューサーを務めた「グラスハート」では、仕事の合間に週4日、ドラムレッスンを受けた。
「天才ドラマーという役名がついているので、普通にできたくらいじゃダメだなと」。
両手にはマメができた。痛々しい手が映し出されるシーンも勲章と捉える。ゼロからのスタートで自身を磨き続けた結果、プロフィルに記すとおり特技にまですることができた。佐藤らと結成したドラマ内のバンド「TENBLANK」は、ドラマを飛び出しメジャーデビュー。「人間、追い込まれれば何でもできるんだと思って。その達成感と特技になる感覚が面白いですね」と自信にもつながった。
ものおじするタイプではない。24年にはNTT西日本のCMで野球界のレジェンド・イチロー氏と共演。「『こういう人だからこう接しよう』とか、元々、思わないんです。(撮影は)楽しかった。ずっと皆さんとお話していました」。ひょうひょうと現場をこなす強心臓も魅力の一つだ。
先輩俳優や著名人との出会いが肥やしになっている。「すてきだなと思うところは自分のストックにするようにしています。楽しみながら演じている時のほうが、表情がいいので、楽しんでお芝居と向き合っていきたい」。理想の俳優になるため、今後もブレずに進んでいく。
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宮﨑優(みやざき・ゆう)2000年11月20日生まれ、三重県出身。19年デビュー。同年、ドラマ「高嶺と花」、映画「任侠学園」に出演。24年にドラマ「ライオンの隠れ家」、映画「正体」、25年にネットフリックスシリーズ「グラスハート」に出演した。特技はドラム、ダンス、バドミントン。身長156センチ。血液型O。
