壇蜜 コロナ禍を経た死生観を明かす「人生100年ってお国は言うけど」 映画「旅立ちのラストダンス」トークショー

 タレントの壇蜜(45)が27日、都内で開かれた香港映画「旅立ちのラストダンス」(5月8日公開)の先行上映会でトークショーを行った。

 映画は葬祭業者(ダヨ・ウォン)と葬祭道士(マイケル・ホイ)を中心に展開する人間ドラマで、香港映画史上最高興収を記録した大ヒット作。

 遺体衛生保全士の資格を持つ壇蜜は、そのきっかけを「恩師が急にいなくなってしまったことで、生きると死ぬということの考え方が少し身近になったというか、人はいつでも死んじゃうタイミングがあるし、命だって一個しかないし、いずれ私たちだってあの世に行くんだなあって、漠然と当たり前のことを思って、それを強く意識したらエンバーミングという仕事があって興味を持ちました」と説明。

 映画は「本当に分かる分かるの連続だった」といい、「祈りの形は世界で違うなと思いました。でも祈りというのはどこの世界にもある概念だなって思って。世界観はしっかり心に響きましたね。(葬儀で)遺族は悲しむ間もないぐらい忙しくて、前の席に座って来ていただいた方にごあいさつして、きれいな写真を用意したり、お花やお菓子を添えたりするスタイルは変わらないって思ってました。葬儀社と道士様がタッグを組んで葬儀を進めていくスタイルは日本にはあまりない。踊りが出てくるのは顕著に違うと思いました」と、日本と香港の共通点や違いを語った。

 自身が考える理想の葬儀を「故人さまとご遺族と2つの世界があって、葬儀が仲介するような形なので、どっちかに偏らないバランスの取れた葬儀がしたい、お見送りがしたいというのは頭の中に残っていた。命は一個しかないから、本当に最後のことだから、大変な思い出になってほしくない」と話し、「施術している最中や儀式を行っている最中は、絶対に故人様がどこかで見ていると思って作業していました」と明かした。

 コロナ禍を経ての死生観の変化も「エンバーマンの資格を持ってるということとコロナが世界中に蔓延したということと重ねて何年か過ごしてたら、亡くなることって意外と近い。人生100年ってお国は言うけど、私たちの中ではたとえ人生100年だったとしても早いだろうなと感じました。だからエンディングノートとかパケットリスト(死ぬまでにやりたいことのリスト)を皆考えるようになるのかなと思いましたね」と告白。

 また、遺体衛生保全士の仕事を「私は就職できなくて、エンバーマー自体を業務にすることはできずに、司法解剖と行政解剖みたいなことをやる法医学教室の助手をやってた。そっちの方でも傷口を縫ってあげたりとか、傷が目立たないようにお化粧してあげたりとかは頼まれれば私もやってたので、エンバーミングの知識と技術はちゃんと役には立てたと思います」と回想していた。

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス