TBSHD、コンプラ担当取締役が交際費を不正精算で辞任 内部通報契機で発覚、約3年半で660万円
TBSホールディングスは25日、常務取締役の井田重利氏が交際費の不正な精算申請を認め、25日付けで辞任したと発表した。
発表文書によると、12月上旬に井田氏による交際費の不正な精算があるという内部通報があり、それを契機に「外部専門家の協力を得ながら調査を行ってまいりました」という。
その結果、「実際には当社グループ役職員との懇親会や慰労目的での会食等であったにもかかわらず、社外関係者との会食等として交際費の不正な精算申請を行い、申請額を同氏が受領していたことが判明した」という。
井田氏自身も事実と認め、さらにコンプライアンス担当の取締役だったことから「責任の重大性を認識し、不正に精算した交際費については、過去に遡って返金の意向を示すとともに、取締役の辞任を申し出たものです」と説明された。
同局「Nスタ」でもこの件は報じられ、22年6月から今年12月までで180件、約660万円の交際費の不正精算が判明したという。
