宝塚 雪組トップ娘役・夢白あやが本拠地サヨナラショー「ファンの皆さまがいたから、私は輝いて走り続けてこれました」
26年2月に退団する宝塚歌劇団雪組トップ娘役・夢白あやが14日、兵庫県の宝塚大劇場で『ボー・ブランメル~美しすぎた男~/prayer~祈り~』の千秋楽を迎え、本拠地に別れを告げた。
公演後にサヨナラショーに登場した夢白。24年『仮面のロマネスク』の「あなたがいるから」でトップスター・朝美絢とのデュエットや、同年『ベルサイユのばら』の「王妃、その罪の先に」でソロなど6曲を披露した後は、同年『愛の不時着』での「ファッションの女王」を雪組全員で歌い踊り、喝采を浴びた。
そして黒紋付きに緑の袴の正装で大階段を下り、朝美や同期から花束を受け取ると「たくさんの壁を越えてきました。しかしこれは、決して一人では越えられないものでした」と振り返った夢白。家族、スタッフ、上級生、同期らに感謝の言葉を述べ、最後に「何より、夢白を見つけ、どこまでも追いかけてくださったファンの皆さまがいたから、私はここでこうして輝いて走り続けてこれました。東京の千秋楽まで、私らしく宝塚人生を全うしたいと思います。本当にありがとうございました!」と笑顔であいさつし、客席から大きな拍手を浴びていた。
夢白は東京都出身で、2017年に103期生として入団。宝塚の娘役らしい華やかな容姿で注目され、宙組配属後1作目となる『神々の土地』新人公演で主人公の相手役に抜てき。18年には有望初舞台生が選ばれる阪急阪神初詣ポスターのモデルにも選ばれた。20年9月に雪組に組替え。22年12月にトップ娘役に就任し、前トップスター・彩風咲奈や朝美絢とのコンビで人気を誇った。
東京宝塚劇場での公演は26年1月10日~2月22日。
