北川景子「ずっと、もがいていた」キラキラの印象を「変えたいとずっと思っていた」広がった役の幅「母親役をいただけるように」

 2025年の映画界を総括する「ELLE CINEMA AWARDS授賞式」が10日、都内で行われ、「エル ベストアクトレス賞」に俳優の北川景子(39)が選出された。

 同賞は日本の映画界で輝く女性俳優に贈られる。北川は主演映画「ナイトフラワー」の演技が評価された。「この作品のオファーをいただいた時に、相当な覚悟を持って演じなければならない役だなと思いました。これまでやってきた経験とか、自分の自信を持って持っていた能力というのをもう全部無視して、本当に魂でこの作品に全身全霊でぶち当たっていきたいという気持ちでやった。できあがった映画を見て、その私の思いがスクリーンに少しでも残って皆さんに伝わったのかなと思うと頑張ってよかったと思います」と振り返った。

 同作は借金取りに追われ東京に逃げてきた主人公・永島夏希(北川)が2人の子どもの夢をかなえるため、昼は母親、夜はドラッグの売人となり、危険な世界へと足を踏み入れていくヒューマン・サスペンス。愛する子どもたちのため犯罪に手を染める母を熱演した。

 今年、北川はカンテレ・フジテレビ系ドラマ「あなたを奪ったその日から」やNHK連続テレビ小説「ばけばけ」でも母親役を担った。「若い頃は結構完全無欠みたいな、仕事ができてみたいな役が多かったのですが、幅広い役に挑戦したいと、ずっと、もがいておりました。子供を授かってからいろんな母親役をいただけるようになって、今年は連続ドラマでは子供を失うような母親をやったり、今、朝ドラでもちょっと苦労する母親をやっていますけど、ターニングポイントというか、こういう役を演じながら成長することで人間としても、母としても、役者としても、今、成長している段階なのかなという実感はあります」と手応えを得ている。

 来年についても言及。「すごいヘビーな作品と役がずっと続いていて、そろそろ幸せな役をやりたいなと実は思っている。キラキラしたイメージを変えたいとずっと思っていたけど、やっぱり時々、キラキラしたいなと思いますし、幸せな役、楽しい役、そういうものに挑戦したいと思います。そのためにも健康を維持しながら家庭に軸足を置きながら、充実した生活を送れたらいいかなと思っております」と見据えた。

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