韓国“永遠の現役”俳優イ・スンジェさんが91歳で死去し現地で追悼番組を放送 生前親交あったイ・ソジンがナレーション務める

KBS 韓国放送公式X@MyloveKBSより イ・スンジェさん最後のドラマ出演作「犬の声」場面カット
韓国放送局・tvNの公式Facebook「花よりシリーズ」より
韓国芸能プロダクション・Antennaの公式インスタグラム@antenna_officialより 俳優のイ・ソジン
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 韓国の国民的俳優・イ・スンジェさんが25日、肺炎により死去した。91歳だった。

 現地メディアのSPOTVニュースなどによると、故人は入院中にもかかわらず次回作への出演準備を進めており、ベッドの上でセリフを暗記し練習に打ち込む姿を、知人や病院関係者が複数人目撃していたという。また左目はほぼ失明状態、右目も半失明状態で、マネジャーに台本を読んでもらいながらセリフを覚えていたと伝え、“永遠の現役”と称された。

 そんなスンジェさんの追悼ドキュメンタリー「俳優イ・スンジェ、大変お世話になりました」が28日に現地で放送され、生前親交のあった俳優のイ・ソジンがナレーションを務めた。映像は、5月に撮影されたものだとし「元気になったらやりたいこと」を聞かれたスンジェさんが、「作品(演技)以外にない」と返答する様子が公開された。

 イ・ソジンは、スンジェさんとドラマ「イ・サン」で共演したほか、韓国の名物プロデューサーナ・ヨンソク氏の代表作とも言われる「花よりおじいさん」でも、コミカルなやりとりを披露し「生活、情熱、演技において、大韓民国で尊敬していない人はいないのではないか」「生まれ変わったら、先生(スンジェさん)の息子になりたい」と言及するほど、故人と強い絆を築いていた。

 ドキュメンタリーの最後にイ・ソジンは「私たちに笑いと感動、激励と勇気をくださった先生。あなたがいると、あたたかくて幸せだった。これまで本当に、たくさんお世話になりました」と哀悼した。

 イ・スンジェさんは1965年に舞台「地平線の彼方」で俳優デビュー。以来、ドラマ175作、映画150作、舞台100作に出演し、70年間現役として活躍し続けていた。

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