北海道の中3女子がグランプリ 松竹JAPAN GP CONTEST 2025 

 松竹芸能、松竹エンタテインメント、松竹の合同による、4年ぶりとなる次世代スター発掘のための大型全国オーディション「松竹JAPAN GP CONTEST 2025」のファイナルが22日、都内で開催され、約8000人の応募者から勝ち抜いたファイナリスト15人から、北海道の中学3年生、富居玲衣(とみい・れい)さん(14)がグランプリ賞に選ばれた。

 名前を呼ばれた富居さんは一瞬、顔を覆って泣きそうになり、審査員で俳優の森口瑶子からティアラをかぶせられると涙をぬぐった。富居さんには松竹作品への出演権が与えられた。

 富居さんは「本当に本当にうれしくて、これまで支えてきてくれた全ての人の感謝をしたい」と涙ながらに両親ら周囲に感謝。「これから精いっぱい自分らしく唯一の女優になれるように頑張っていきたい」と誓った。

 受賞後の取材では「10番って呼ばれたときにホントに信じられなくて、すぐ客席にいる親の方を見て、ホントに感謝でした」と受賞の瞬間を振り返った。自身のチャームポイントに「透明感」を挙げ、「北海道生まれなので、私の自然体を皆さんに愛してもらえたらなと思います」とアピール。「有名になれるってことですごくうれしいです」と笑顔を見せた。

 芸能界を目指すきっかけは、小学校高学年の時に友人とファッションショーに出て準グランプリを受賞したことで「頑張ってみよう」とやる気が出たこと。目標は「誰かにとって唯一の女優でありたい」。映画「溺れるナイフ」が「全部大好き」だといい、「ヒロインを演じていた小松菜奈さんのような透明感のある、素の魅力が出ている女優さんになりたい」と具体的に語った。

 この日は司会のなすなかにしに会えたことを「ホントに最初今日会った時にテレビ画面が2人の前にあるんじゃないかと思って。ホントに『ラヴィット!』見てて。ホントに芸能人だなと思いました」と喜び、森口からの「あっという間に時間が過ぎますので日々を大切にしていただきたい」という助言に「心得ました」と答えた。また、会いたい芸能人にはHANAを挙げていた。

 受賞者は次の通り。

 ・グランプリ賞 富居玲衣さん(14)

 ・準グランプリ賞 阿部南愛(なな)さん(16)、吉永潤さん(17)

 ・審査員特別賞 武内星琉(せある)さん(16)

 ・特別賞 佐藤実優さん(23)、嶋貫妃夏(ひなた)さん(18)、高橋日花(にちか)さん(16)

 ・観客賞 阿部南愛さん

 ・ミクチャ賞 岡田翔暉さん(23)

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