玉川徹氏 「新たに医療税のようなものか消費税をプラス10%」→医療費が2040年には30兆円増、社会保険でやっている限り応能負担にならない

 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が12日、テレビ朝日「羽鳥慎一 モーニングショー」に出演し、医療費の増加についてコメントした。

 番組では医療費の見通しについて厚労省の資料をもとに23年度は48兆915億円、40年度は78兆3403億円と約1・6倍になることを伝えた。

 玉川氏は「2040年は今より30兆円プラス必要なんです。消費税でいうと10%や12%くらいです。それが必要になる」と切り出した。「これをどういうふうに受け止めるのか。世代間の公平性を担保しないと払う気がなくなるので公平性を担保しなければいけないと僕は思うんですけど、公平性をなんとするだけではどうにもならないです。これから医学がどんどん進む。がんになったら治したいと思う。治すためには新しい治療ということになると軒並み高い。30兆円は医療費だけですよ。介護も増えてくる」と指摘した。

 玉川氏は「今まで借金をいっぱいしてるので金利が高くなると国債費も増えます。そういうなかで今何が行われているかというと、減税しましょうという話が行われている。どうしますか。本気で考えましょうよ」と将来を考えると減税どころではないのでは述べた。

 玉川氏は「医療費は半分が税金になっているんです。社会保険でやっている限りは応能負担になっていません。1000万円の収入の人と10億円の人は払っている保険料は同じです。10億円の人にそれなりに払ってもらおうとするには税にするのが一番分かりやすいんです。所得税であれば累進もききます。社会保険として、保険として医療をやっていくことでいいのかすら議論しなけれないけないと思います。最低でもこれから増える30兆円分は僕は税の負担にするしかないと思っています。それは新たに医療税のようなものを導入するしかない。そうでなければ消費税プラス10%にする」との考えを述べた。

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