橋下徹「本来クマ対策レベルは自治体ができるよう…」自衛隊派遣報道に「こんなことでは有事の際に国防に専念できない」 広域連携の必要性訴え
防衛省は28日、クマによる人的被害が深刻な秋田県に自衛隊の部隊を派遣する方針を固めた。秋田県の鈴木健太知事が同日、防衛省で小泉進次郎防衛相と面会し、自衛隊の派遣を要望していた。武器による駆除は行わず、後方支援を検討すると報じられている。
元大阪府知事、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏は29日、自身のXで“クマ対策で自衛隊派遣へ 防衛省、秋田県要望受け後方支援を検討”との見だしの新聞のネット記事を引用し、「自衛隊に感謝。本来クマ対策レベルは自治体ができるように道州制の枠組みが必要。今の都道府県では弱過ぎる。こんなことでは有事の際に、自衛隊が国防に専念できない。」と投稿した。
「道州制」とはさまざまな定義があるが、より広域な単位で新たな地方自治体(道州)を設置し、現在の都道府県よりも大きな地方自治権を与え、地域の権限を強化する-というものとされる。
橋下氏は28日にも、「秋田が大変なことは理解しています。ただクマ対応ができない自治体で有事対応ができるかと不安。秋田だけで対応するのではなく、やはり広域連携、道州制に。」とクマ被害が北海道や東北など各地で相次いでいることを念頭に、投稿していた。
