俳優・北村匠海が２５日、都内で行われた、主演映画「愚か者の身分」の公開記念舞台あいさつに綾野剛、林裕太、山下美月と出席した。

　今作は「戸籍売買」などの闇ビジネスを題材に若者の逃走劇を描いた作品で、歌舞伎町でも撮影を敢行。北村は同所でオールアップを迎えたとし「街行く人が飲みに行ったり、べろべろでお店から出てくるみたいな中でスタッフに囲まれながら『お疲れさまです！』ってやったけど、そういう思い出がすごいよみがえる」としみじみ。一方で「本当に辞めてほしかったんですけど、こんな場所でそんな大声出すのやめていただきたかったんですけど」と照れ笑いしながら回想した。

　この日はそれぞれお気に入りのシーンを挙げてトークを展開。綾野が、作中終盤で北村と写る、サービスエリアでのとあるシーンを挙げると北村は「僕もすごく好きな時間でした。そもそもサービスエリアが好きっていうのはあるけど」と語り、「サービスエリア飯を食べに行くだけの一人旅とかを結構やるタイプ。すごく落ち着く場所」と意外な趣味も明かした。