「イカゲーム」主演俳優 イ・ジョンジェの名を騙る「ロマンス詐欺」事件が発生 50代女性が5千万円だまし取られる
韓国のNetflixシリーズ「イカゲーム」で主演を務めた俳優のイ・ジョンジェ(52)の所属事務所・ARTISTカンパニーが22日、イ・ジョンジェになりすました「ロマンス詐欺」について警告したと、現地メディアのスポーツ京郷などが報じた。
同社は「最近、弊社所属俳優の名を騙り金品の要求、金銭的利益を得る事件が発生したことが、ニュースにより報じられた」「弊社はもちろん、アーティスト個々人はいかなる場合においても金品、口座振り込み、寄付などの経済的要求をしないことを、はっきりと申し上げる。該当の内容で連絡を受けた際は応じず、詐欺被害に遭わないよう厳重な注意をお願いしたい」と伝えたという。
そして「弊社は現在、関連機関と協力して詐欺事実を確認中」「アーティストおよび皆さんの安全のため、強力に対応する予定だ」と警告した。
これに先立ち21日、韓国では50代の女性がイ・ジョンジェを名乗る「ロマンス詐欺」グループに、5億ウォン(約5千万円)をだまし取られる事件が発生したと報じられた。記事によると、なりすまし犯は「ファンとコミュニケーションしたくて連絡した」と言って女性に接近し、AIで制作したイ・ジョンジェの自撮り写真と偽造した身分証明書を送って本人だと信じ込ませ、さまざまな名目でお金をだまし取っていたことが明らかになった。
慶尚南道(キョンサンナムド)警察庁は該当事件について、カンボジアを拠点とする詐欺犯罪組織との関連性を含めて捜査しているという。
