イ・ジョンジェ 韓国人俳優として初の「チャップリン賞」アジア部門を受賞 「イカゲーム」で世界的人気博す
俳優のイ・ジョンジェ(52)が、韓国人俳優として初めて「チャップリン賞」アジア部門で受賞したと4日、現地メディアのウィキツリーなどが報じた。
「チャップリン賞」は、1969年に設立された米映画組織「リンカーン・センター映画協会」が毎年授与するもので、映画界では権威ある生涯功労賞の一つに数えられている。アジア部門は18年に設立され、これまで俳優のトニー・レオン(63)やチャン・イーモウ監督(75)、女優のブリジット・リン(70)など、主に中華圏の映画人が受賞していたが、今回イ・ジョンジェが韓国人俳優として初の栄誉を手に入れたと伝えた。
同賞の主催側は「世界の観客たちが交感する作品を通して、アジア圏の映画芸術にポジティブで継続的な影響を与えた功労者としてイ・ジョンジェを認定し、授賞者として選定した」と、理由を明かしたという。
一方、受賞したイ・ジョンジェは壇上で「尊敬する映画人であり芸術家のチャップリンの名で賞をもらい、緊張と重みで一層、胸がいっぱいになった」「アジア映画人の一人として、良い影響を届けていきたい」と所感を述べたとした。
イ・ジョンジェは93年に俳優としてデビュー後、映画「10人の泥棒たち」「ただ悪より救いたまえ」、ドラマ「補佐官」シリーズなど数多くの作品に出演し、韓国を代表する俳優の一人に。中でも、Netflixシリーズ「イカゲーム」は世界的な現象を巻き起こし、一躍グローバルスターへと躍進した。
