【高市自民】公明が決裂理由に挙げた人物→SNS投稿「風当たりがきついのは承知」「人目避けず、批判に晒されても」 公明にケンカ売った指摘も
公明党が10日、自民党に26年続いた連立からの離脱を通告した。公明・斉藤鉄夫代表は、自民に要求した企業献金の規制強化案に対する回答が不十分だったことと、裏金問題に対する姿勢などを理由に挙げた。
裏金問題に関しては「国政選挙(昨年衆院選)後に新たに不記載問題に関係した秘書が略式起訴されるなど、新たな事柄も起こっており、より一層の全容解明やケジメが望まれているにも関わらず、『すでに決着済み』と国政運営に取り組む姿勢は国民の感情とかけ離れている」と厳しく批判した。
高市氏が幹事長代行に起用して驚きが広がった萩生田光一氏。裏金問題で処分を受け、昨年衆院選は自民非公認で当選した一方で、今年8月に政策秘書(辞職)が略式起訴されている。
公明が裏金問題を懸念案件に挙げている最中での萩生田氏起用は、ケンカを売る格好になったとの指摘もある。
萩生田氏は10日付でSNSに投稿し、以下を記した。
高市総裁誕生
党総裁選は1位高市さん、2位小泉さんの決戦投票の結果、マスコミ各社の予想を覆し、高市早苗新総裁が誕生しました。立党70年で初めての女性総裁となります。週明けには党役員人事が発表され、私は幹事長代行を拝命しました。
総裁選中から高市総裁がおっしゃっていた通り、「不記載のあった議員でも、説明を尽くし、二重、三重の処分を経て、選挙で有権者の審判を受け、勝ち上がって国会に戻った人には働いてもらう」との方針を貫いた結果です。一部の批判を覚悟で処分後の私を使ってくれた新総裁の決断に何としても仕事で応えていく決意です。先頭は風当たりがきついのは承知しておりますが、仲間の為にも耐えて頑張ります。
会社や組織の中でも失敗をした者が、中々復帰できない社会の風潮がある事は否めませんが、私自身が頑張る事で再チャレンジのできる社会の風土づくりになれば幸いです。最大の信頼回復は人目を避け、自粛を続けて時間が過ぎるのを待つのではなく、批判に晒されても仕事をもって信頼を取り戻す事が残された唯一の道と信じ職責を果たしてまいります。
