宝塚 宙組・大路りせが2度目の新人公演主演 胸キュン王子様熱演でトキメキ届ける「こんなにも心から幸せで楽しめた舞台は初めてです」

 終演後のフォトセッションに応じる風羽咲季(左)と大路りせ(撮影・高部洋祐)
 終演後のフォトセッションに応じる風羽咲季(左)と大路りせ(撮影・高部洋祐)
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 宝塚歌劇宙組『PRINCE OF LEGEND』の新人公演が9日、兵庫県の宝塚大劇場で行われた。初舞台から7年目、105期の大路りせ(おおじ・りせ)が2度目の新人公演主演を務め、本公演で新トップスター・桜木みなとが演じた“セレブ王子”として躍動。客席にトキメキを運んだ。

 LDH JAPANと宝塚歌劇のコラボミュージカル。大路演じる朱雀奏を筆頭に、同じく105期の泉堂成(せんどう・なる)演じる“ヤンキー王子”京極尊人ら個性豊かな王子様たちが続々と集結。新人公演初ヒロインとなった106期の風羽咲季(かざはね・さき)演じる成瀬果音をめぐって、「伝説の王子選手権」でしのぎを削る。

 桜木からは「とにかく楽しんで。思いっきり伸び伸びと『大路りせ』を見せつけてこい!」と背中を押されたという大路。その言葉通りステージでは笑顔を輝かせ、お姫様抱っこや“壁ドン”など、これぞ王子様といった胸キュンでコミカルな演技で魅了した。

 前回の新人公演主演(23年3月『カジノ・ロワイヤル』)の時は「自分でいっぱいいっぱいになってしまっていた」という大路だが、今回は「周りを見る余裕だったり、みんなの力を感じながら舞台に立つことができました」と成長を実感。「こんなにも心から幸せで楽しめた舞台は、今日が初めてです」と充実の表情で語った。

 カーテンコールでは「メンバーの真剣に向き合う姿に私もたくさんの力をもらい、みんなで作り上げることができました。まだ東京公演もありますが、これからの宝塚人生につながる舞台を作り上げられるよう、全身全霊で学び、精進して参ります」とあいさつ。客席から大きく温かい拍手を浴びていた。

 東京宝塚劇場での新人公演は12月4日。

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