藤山直美 83歳林与一をバッサリ「走っていたらええんです」松竹座閉館には「買い取りましょかと言いたいけど」

 俳優の藤山直美(66)が1日、大阪市内で出演する舞台「南座錦秋公演 松竹上方喜劇まつり」(11月1~24日・京都南座)の取材会に、共演の林与一(83)、三林京子(74)とともに出席した。

 一部では家族のあり方を涙と笑いでえがく「一姫二太郎三かぼちゃ」、二部では「お祭り提灯」を上演する。「お祭り提灯」で14年ぶりに丁稚を演じる藤山は「この役が大好き。まったく無になるお芝居で、ゼロに戻すんです。子役をやっていた時分に気持ちを戻したい」と、意気込んだ。

 すると林が「一言、言いたいのは」と割って入った。「僕は出ずっぱりで走ったりするんですけど、直美さんはええとこだけ出てきて。出演時間も全部で10分ないのちゃうん?汚いですよねぇ。みんな走り倒して、花道を4往復くらいするんですよ」と、突然の恨み節が止まらず。しかし藤山は「そうです。すればいいんです」とバッサリ。「ローラースケート付けてずっと走っていたらええんです」と、笑いながらぶった切った。

 また、大阪松竹座が26年5月で閉館することに「道頓堀に(芝居の)場所がなくなるのやっぱりさみしい。私がドバイで左うちわで生きている人間ならば、買い取りましょかとか言いたいですけど、夢のまた夢です」と、苦笑い。「劇場があるから役者がよく見えるし、役者がいるから劇場が華やいで見える。劇場と役者と一体なんですよね。共存共栄やったけど」と、伝統ある劇場の終わりを惜しんだ。

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