「ばけばけ」なぜ蛇と蛙がナレーション?「オープンマインド」な八雲のエピに高瀬耕造アナも感銘
NHKの高瀬耕造アナウンサーが29日、同局「列島ニュース」で、この日からスタートした朝ドラ「ばけばけ」に出演している岡部たかしと小泉八雲の旧居を訪問。「ばけばけ」で蛇と蛙が登場している理由を明かした。
この日は高瀬アナと岡部が、「ばけばけ」のモデルとなった島根県松江市にある小泉八雲とセツが暮らした旧居を訪問。八雲のひ孫にあたる小泉凡さんが中を案内した。
この旧居の庭には椎の木があり、凡さんは「八雲が住んでいた当時からある。大きなうろ、穴があってその中に蛇が住んでいる。今も住んでいる」といい、高瀬アナはびっくり。凡さんは「蛙が北の庭の池で鳴くと、蛇が蛙を捕ろうと出てくる」と説明した。
これを見た八雲は自分が食べていた肉片を蛇にあげ、その間に蛙を池に返していたという。高瀬アナは「人柄、優しい方だったと言えそうですね」と言うと、凡さんは「蛇とか蛙とか、遠ざけたいと思う方、多いと思うが、八雲は逆で、すごく大事にした。オープンマインドで偏見なく、日本と向き合っている」とご先祖を敬った。
高瀬アナは「ちなみに、脚本家のふじきみつ彦さんは、今お話した八雲さんに感銘を受けて、阿佐ケ谷姉妹が蛇と蛙になったと、そういう構想を練られた。『ばけばけ』に生かされた」と、阿佐ケ谷姉妹が蛇と蛙のナレーションになったと明かしていた。
