星組新トップスター・暁千星のプレお披露目公演が開幕「礼さんから大切なバトンを受け取り」 情熱のダンスでステージを躍動
宝塚歌劇団星組の新トップスター・暁千星(あかつき・ちせい)と、同組新トップ娘役・詩ちづる(うた・ちづる)のプレお披露目公演となる全国ツアー『ダンサ・セレナータ/Tiara Azul-Destino-2』が27日、大阪・梅田芸術劇場メインホールで開幕した。
『ダンサ-』は、複雑な過去を背負ったクラブのトップダンサー・イサアク(暁)と、パートナーを務めることになったモニカ(詩)の恋の行方を主軸に、2人に関わる人々の人生模様を情熱的なダンスナンバーを交えてドラマチックに描き出すミュージカル。2012年、暁がずっと憧れていたという柚希礼音を中心とした星組により上演された大人の恋物語を、新トップコンビが届ける。
宝塚屈指のダンサーとして鳴らす暁にとって、まさにトップとしての船出にふさわしい役柄。173センチの長身で華麗に躍動し、その実力を存分に発揮した。また、本作が星組“デビュー”となった同期の瑠風輝(るかぜ・ひかる)とのコンビでも魅了。最後まで客席に情熱と感動を届けた。
カーテンコールでは大きな羽根を背負い、「星組を力強く導いてくださった(前トップの)礼(真琴)さんから大切なバトンを受け取り、息をつく間もなく走り続けて参りました」と振り返った暁。そして「星組の持つ情熱と熱さ、そしてどんな時も前に進む強さを胸に、全国の皆さまに夢と希望をお届けできますよう、一回一回の公演を大切につとめて参りたいと思います」と笑顔であいさつし、客席から大きな拍手を浴びていた。
大阪公演は29日まで。以降、全国各地で公演を行い、10月24日の仙台公演が千秋楽となる。
