南こうせつ イルカらと最後の「日比谷野音」満喫 再整備工事のため9月末で閉館「またここで歌えたら」

 シンガー・ソングライターの南こうせつ(76)が21日、東京・日比谷公園大音楽堂で「東京フォークジャンボリーin野音~日比谷野音 The Final」を開催し、イルカ(74)、木村充揮(71)、小室等(81)、細坪基佳(72)、きばやし(25)が出演した。

 「日比谷野音」の愛称で親しまれた同会場は再整備工事のため今月末で閉館するため、こうせつにとっても、37回目の出演となる今回がいったん最後。こうせつは「野音でみんな顔をそろえられてラッキーとしか言いようがない。こうやってそろって歌えるのは本当にうれしい」と喜んだ。

 ライブではこうせつが「神田川」、イルカがこうせつとともに「なごり雪」、小室が7月に死去した上條恒彦さんに提供した「だれかが風の中で」などを披露。アンコールでは高田渡さんの「自転車にのって」と五つの赤い風船の「遠い世界に」を全員で歌い、2500人の観客とともに日比谷野音に別れを告げた。

 こうせつは「もし新しくなったら、またここで歌えたらいいなと思う」と再会を願っていた。

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